「加点主義」と「減点主義」

加点主義とは、よいところを認めていこうという考え方である。
プラスの功績を積み重ねそれを評価する方法である。

また、減点主義とは当たり前のレベルがあり、
それに達しなければ、評価が下がっていくという方法である。

僕の以前の教育方法は「減点主義」だった。
常に自分の理想を追い求め、
自分の価値観を押し付け、
そして生徒にやらせようとしていた時期があった。
「ほめる」「聞く」「コーチング」といった知識はあったが
知識にしか過ぎなかった。
根本が理解できていなかった。
当たり前レベルが高い減点主義の自分は、
生徒の成長を心から喜ぶことができず、
心からほめることができていなかった。

しかしそれでは人は成長できないと気づいた。

心が苦しいのである。
教えている先生も、生徒も苦しいのである。
モチベーションがあがらない。

やはりやりたいというモチベーションは、
脳からの信号からである。
そのやる気の信号を出させるためには、
「脳にご褒美」を与えないといけない。

その「脳のご褒美」は周囲の人たちからや、
自分自身でも与えることができる。
用は内発的動機付け、外発的動機付けということである。
「脳へのご褒美」は、認められたり、ほめられたり、楽しかったり
といったものである。
いわゆる正の条件付けである。
この考えと一致するのが「加点主義」である。

しかし「加点主義」のみだとうまくいかないと思っている。
ルールやしつけと言った類のものに対しては減点主義も必要である。
減点主義でも伝え方が非常に難しい。
そして、ルール決めをしっかりしておかないと機能しない。
それもやはり気持ちが大切になる。
守らせることよりも、守ろうと言う気持ちを育てることのほうが重要だ。

しかし以前できなかったことに対して、
できるようになったという成長が見られたときには
「脳にご褒美」をどんどん与える。
子供の人生の主役は、親でも教師でもない
子供自身なのだから。

教育とは実に面白い

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の投稿